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2015年12月17日 | ブログ記事

結果を生み出す方法論

こんにちはー。こんばんはー。
traP Advent Calendar12月17日は私、れおなちゃんが担当しています。
AdventCalenderというものを、つい先日知ったのですが、昔からこんなに盛んな文化でしたっけ?
聞いた話では、最近盛んになったブログの文化のようです。
とにもかくにも、今日は私がお送りいたします。

なるべく多くの人に読んでもらおうとキャッチーな題名を付けたのですが
私が書くのは、いわゆる方法論です。
結果を生み出すためにはどうすればいいのか?
自分なりの考えを、まとめも兼ねて書き綴っていこうと思います。
興味があればぜひ。


・そもそも結果を生む必要性とは?

嗜好や目的というのは、人によって千差万別です。
ゲームして遊ぶだとか、好きなサッカーチームを応援するだとか、好きなアイドルを追っかけるだとか、
野球をするだとか、歌を歌うだとか、絵を描くだとか、プログラミングをするだとか。
今挙げた例には生産的でない(悪く言えば他人の役に立たない)ようなものもあれば、
社会全体に恩恵をもたらしうるような生産的な(クリエイティヴな)ものもあります。
だからといって生産的でないものが悪くて、生産的なものが良いということではありません。
ポイントはその人にとって意味があるかどうかということです。
なので、先に、結果を出す(生産的である)ことが重要だというのは、
あくまで私の考えに過ぎないということを断っておきます。

じゃあ何で結果を出すことが重要だと思っているのか?という話。
私の考えなのでどうでもいいと思う人は読み飛ばしてください。

私の嗜好というのは何かを作ることです。
作ることが好き。何かを創造することが生きがいです。

社会において、誰かと関わらずに生きることは不可能です。
誰しもが他人を必要としなければ生きていけません。
ですから、自分を必要とする人が誰もいないければ、自分は依存するだけの人間になってしまいます。
それって非常に危険なことじゃないかと思うのです。
例えば自分が相手を必要としていても、相手が自分を必要としていなければ、生殺与奪は相手次第です。
相手に自分の心臓を握られているようで非常に不快です。
自由を保障されているはずの現代社会に、そういう「奴隷」がいると感じるのは私だけでしょうか。

常日頃から、私の中には誰にも必要とされないことへの危機感があります。
そういう意味で、私は誰かに能動的に必要とされるような人でありたい、
自分の作ったものが、誰かに必要とされたいなと思います。

生み出した結果は誰かが私のことを客観的に評価するための指標になります。
誰かに必要とされるには結果という指標がなくてはなりません。

私と同じようにクリエイティヴ気質の人は、きっと同調してくれるのではないでしょうか。

じゃあ具体的に結果を生み出すにはどうすればいいのかという話をしていこうと思います。


・糸

あなたにはいま目標があって、そしてあなたの立っている場所があるとします。
あなたがなるべく最短で目標点にたどりつくためには、どうすればいいでしょうか。

この答えはおのおので異なると思いますが、私の今の答えはこうです。

自分の居場所と目標点を繋ぐ糸をつねにぴんと張っておく

自分の位置と目標をその都度意識して(糸で繋いで)、
方向性を見定めて(糸を張って)、
それに沿って歩き続ければなるべく最短で目標に辿りつけると思いませんか。

忘れられがちなのは、自分の位置と目標を常に意識するという点です。
自分の今の状況と目標とを客観的に評価することはとても重要です。
自分のいる位置が変われば大抵目標も変化していきます。

a目標と自分の今の立ち位置を、常に客観的に把握できていなければならない

その都度、自分の位置と目標をみては、そこへたどり着くためにどうすればいいかを考え続けなければいけません。
まとめると、私が何かを達成しようとするときに必ず意識することは次の三点です。

・自分の位置と目標点のこまめな更新
・目標への過程のこまめな更新
・実際に行動すること

結果を生み出すことが目標ならば、私はいつも自分の状況をよく見定めて、
そのためには今どうすること最適なのかをよく考え、それを実践します。

今どうすることが最適なのかをよく考えずに何となく行動することは、路頭に迷うことを意味します。
頭を使わない矢鱈滅多な努力というものは、そのほとんどが、苦しみを生む割に大した結果を伴いません。
この話は目標を達成しようと思うときには、どんな場合でも成り立つはずです。

努力は必ずしも結果を生まないと言われることがありますが、
結果を生まない努力というのは頭を使わない努力が7割、運が1割ぐらいだと私は感じます。

...あれ、残りの2割は?


・卵

これは私がつい最近になってよく考えるようになったことです。
結果を生まない努力の中で運を占めていたものが実はそうではないことがあると思うのです。
本当はより合理的に考えられることを放棄していただけだったりします。

つまり結果を生まない努力は時節の問題であることも多いのです。これが2割ぐらいを占めている気がします。
すなわち、行動すべき時節に行動せず、あるいは行動すべきでない時節に行動してしまうと、
その努力は水泡に帰します。

時節はチャンスと言い換えることもできますが、そう言うと途端に偶然(運)という文字がチラつくのであまり適当な表現ではないかもしれません。
でも実はこれは偶然でもなければ運でもなく、
身の周りのことをよくよく観察しているとおそらく見えてくるものです。
周りの動きを客観的に観て、時々の文脈に従って、
自分はいつ、どのように行動すべきなのかということをよく考えて立ち回る必要があります。

行動すべき時節とはいつでしょうか。周りが行動しているときでしょうか。
チャンスを掴むというのは流行に乗じて行動することとは違います。
新天地で金が発見されたという話を聞いて、開拓者たちがこぞってその地へ向かうのを見て、あなたはそこへ向かいますか?

b卵を立ててみろと言われて、尻をつぶして立てるというのは意外と思いつかない

行動すべき時節というものは、大抵が誰もその行動していないときです。
ゴールドラッシュで実際に利益を得たのは、幸運なことに初めて金を発見した人と、
人々の動きをよく見て動き、開拓者たちにモノを売った人たちだけでした。

チャンスを掴んだといえるのは、かつて誰も成し遂げたことのないことを成し遂げて、本当の先駆者(パイオニア)になった時です。

似たような例は割と簡単に見つけられると思います。
艦これが大ヒットした後、似たようなゲームが次々と出てきましたが、
いずれも艦これほどはヒットしないか、あるいはすぐにサービスを終了してしまいました。
同じゲームの例になりますが、あるゲームが大ヒットし、その続編が3作ぐらい作られたものの、
次第にマンネリ化していって続編はファンからは酷評されるというのはよくある話です。

大きな存在の後塵を拝しているようでは、新しいものを作り出すことはできないのです。

後になってみれば誰にでもできそうなことが、最初は簡単でないということが往々にしてあります。
行動すべき時節を見極めることの難しさはここにあるのではないかと思います。
誰もしたことのないことをするというのは非常に骨が折れるし、勇気のいることです。
そのためには、思考回路を他の人たちとは違うものにしなければいけません。
そのせいか、運や才能などと言って片付けられてしまいがちのようです。

もちろん違う思考回路を持っているというのはある意味その人が持つ生来のセンスや才能による部分は大きいです。
でもセンスや才能とかの話をしても私たちにはどうしようもないので、
合理的である限り、自分でできることをするしかありません。
要は自分から能動的に思考回路を切り替えるしかないのです。

でも、思考回路を切り替えるというのは割と簡単にできます。
あなたがふとこの話を思い出した時に、今していることを中断して、立ち止まって考えてみて、
この後しようと思っていたことと違うことができないかと考えるだけで、これまでとは違う思考回路が生じます。

手っ取り早い話だと、他人とあえて違う行動をするだけで、他人とは違う考え方が生じます。
違う行動が違う考えを生むんですね。

結果を生み出すチャンスを掴みたいなら、他人とは違うことをして、行動を以て先に立ちましょう。
他人と同調して動く人は決して先駆者にはなれません。


・おわりに

ここまでで結果を生むための私なりの方法論を紹介してきました。
まとめると次のようになります。

・自分の位置と目標点をこまめに更新して、今の自分がどう行動するべきかをよく考え、そしてそれに沿って行動する。
・行動するべき時節をよく見極め、誰もしたことのない行動を以って、先に立つ。

ところで、結果を生まない努力の原因として運の要素を1割ぐらい含んでいましたが、これも何度も挑戦を重ねれば確率は上がっていきます。
よほど無謀な挑戦でない限り、何度かアプローチを変えて挑戦してみるということも大切なことではないでしょうか。

この方法論というのは、実際はかつていろいろな人が何度も何度も違う表現で示してきたものだと思います。
表現の違いを除いて、結局、誰がやっても同じやり方に収束するわけです。
ある意味この記事も先人の行いの二番煎じかもしれません。
方法論は、お絵かきだろうと勉強だろうとスポーツだろうと、同じようにして当てはまる極めて一般的なお話です。
もしあなたが何か結果を出したい、あるいは目標を達成したいと思っているなら、いろいろな人の話を聞いて、実践して、
自分なりの言葉でこうした方法論を語れるようになるといいと思います。
あなたの考え方に少しばかりでも影響を与えられたならば幸いです。

c

さて、味もそっけもない一般的なお話をしてきたので、もっと具体的なお話もしてみたい気がしますね。

気が向けば(気が向けば)、†本職†でもあるお絵かきに関する講座的な記事を書くことがあるかもしれません。(気が向けば)

そしてtraP Advent Calendarはもう少し続きます。
明日以降もよろすく。

最後になりますが、こんな長文を読んでくださった方はありがとうございました。

ここまで、れおなちゃんがお送りしました。

それでは失礼します。

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